マスクを見ると思い出す一度きりのズル休み。

今日は朝からごきげんさん。

なぜなら彼は、ついに念願のトーマスのマスクを手に入れたのです!!

これでもゴキゲンなのです

次女はディズニーのプリンセスが勢ぞろいのマスク。

長女にも買ってあげようとしたら『わたしはママが使ってるような普通のでいいから』とクールな対応。

『ほんとはほしいくせに~!』とつついたら冷めた目で見られました…。

今日は、マスクといえばいまでも思い出す切ない(?)話をしたいと思います。

あれは今からずーっと前の、わたしが小学校低学年の頃の話です。ある日突然、母に、

『あんた口のまわり黒くない?』

と言われ、鏡を見たけど自分ではわからない。とりあえず黒いと言われたから、口のまわりをタオルでゴシゴシこすりまくりました。

こすりまくってたら『ごはんできたよー!』と呼ばれ、リビングに。

母はわたしの顔を見るなり大声で笑い出しました。

『あ、あんたっ…、こすったの?』と苦しそうに笑ってます。

『うん。なんで?』と聞くと『口のまわりがさっきより真っ黒になってるー!!』と笑い転げてます。

『うそっ!!!』と言い残しあわてて洗面所へ。

鏡を見てみると、そこに写っていたのは口のまわりが赤黒くなったわたしでした。まるでマンガに出てくる泥棒みたいにまあるく黒い。

幼心に『明日学校に行くのイヤだなぁ…』とテンションが下がってしまいました。だって、母のようにみんなが笑い転げたらはずいもの…。

そして朝になり、黒くなってしまった口のまわりを隠すため、マスクをしていつもの集合場所へ行こうと歩いていました。

そのときわたしは気づいたのです。

『あっ!!給食のときにはマスクを外さないといけない!!!』

その瞬間に、来た道を戻り始めました。もう学校へ行くのはやめた。でも家に帰ったら、母は鬼の形相で怒るし学校へ行かされる…。

もうわたしは、近所をふらふらするしかなかったのです。赤いランドセルを背負いながら。

田舎だったので、田んぼ道を歩いてみたりしたけど、近所のおっちゃんに気づかれそうになる。小屋の影に隠れていたけど、じっとしていることができなくてまた歩きだしちゃう。

そんなこんなで家の周りをふらついていたら、みつかっちゃいました。同級生まさとのママに。

『あら!ゆうちゃん!!どうしたの!!!』

『……。なんか熱があるから……、ママに外歩いて冷ましてくるように言われた………。』

今でも覚えている必死の言い訳ですが、絶対おかしいですよね。笑

そそくさとその場を立ち去り、いつもの帰宅時間に合わせて家に帰りました。

なんとかその日は母にバレることはなく過ごせました。

でも、ウソって絶対バレるときが来るんです。

学校行事でまさとママがうちの母に、

『ねえ、このまえゆうちゃんが熱があるって言ってランドセル背負って外歩いてたけど、大丈夫だったの?』

って聞いたらしいのです。

うちの母は寝耳に水。

帰宅後にさんざん怒られました。でも、笑ってました。

『何気なく言ったひとことをそんなに気にするとは思わなかったわー!でも、熱がある子を冷まして来い!って外に出すわけないじゃない!笑』

たしかに…。

マスクを見ると、いまでもあの苦い思い出が蘇ります。小学生時代でズル休みしたのは、その一度きり。

それ以来、わたしがお肌をゴシゴシこすることは二度とありません。

ではでは、また明日♪


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ゆう

ゆう

1982年生まれ。3児の母。 2023年3月に創業から約20年勤めた株式会社MOTHER'S・I の役員を退職。 現在はフラワーエッセンスの癒しを通して、ココロとカラダが喜ぶ健康的なライフスタイルを提供しています。